新卒で入社したけど「入った会社がブラック企業だった」「上司がパワハラを行ってくる」「社風が合わない」そんな時に転職を考えると思います。
またフリーターをしてるけど、そろそろ就職しなきゃ!という事もありますよね。
何も考えず求人情報を見るのと戦略的に転職活動を行うのでは大きな差が発生してしまいます。
実際に転職サイト見たりハローワークに行ったけど、
「ピンとくる求人がない」
「いいなと思った会社は面接が多く入っていて倍率が高かった」
「いいと感じた企業に面接に行ったけど不採用だった」
という事はありませんか?
申し訳ないですが、作戦を立てずに転職活動をしているのであれば「当然の結果」です
例えば、条件の良い求人は非公開情報で一部の人しか内容を知りえません。
分かりやすい例で言いますと
「年収1000万を超える求人募集がハローワークにゴロゴロとありますか?」
ないですよね?
でも年収1000万オーバーの転職は日常的に行われています。では誰が情報を持ってるのでしょうか?
第二新卒やフリーターの求人もそれと同じで条件・待遇が良い企業ほど、オープン情報ではなく非公開で求人を行っているケースが多いです。
何故か?どうしたらそのような求人を見つけることができるのか?
この記事では、そのような考え方や社会の仕組みから説明していきます。
この記事を読んで欲しい人
- 新卒で入社し3年以内に退職した人
- 新卒で入社し3年以内だが転職を考えている人
- 29歳までのフリーター/ニート
この記事を読むと、転職するためにやるべきことが明確になっていきます。
もくじ
第二新卒の転職市場はどのような特徴があるか?
みなさんが求人情報を探すとき、どのように探しますか?
●ハローワーク
●転職情報サイト
●転職フェア
●転職エージェント
等がメインだと思います。
企業側の視点で考えてみると、中途採用に関してどのような考えを持っているか透けて見えてきます。
求人情報を紙面・ネットに掲載する場合の費用ですが
●ハローワーク 無料
●転職情報サイト 5万~10万(一定の期間)
●転職フェア フェアによる(開催日)
●転職エージェント 90万~300万(1人につき)
となっています。
あなたが会社の社長になったと想像してください。
ブラック的発想
社員を壊れたら部品のように変えればいいと考えた時、求人にだすお金ももったいなくなりますよね?そうすると値段の安いところ(ハローワーク・転職情報サイト)へ求人の募集を出すことになります。
ホワイト的発想
1人ひとりを尊重し大切に扱いたいと考えたとします。当然、求職者にとって魅力のある待遇になるため求人への応募が非常に多くなります。その場合、1人の応募に対し100名など倍率が100倍を超えるケースもあります。
すると人事部が対応できなくなり求人活動が滞ってしまいます。
その為、自社で求人情報を出さず転職エージェントへ依頼することとなります。実際に求職者の応募数は減りますが転職エージェントがふるいにかけたうえで、会社にマッチしそうだという人を紹介してもらえるので、100名の中から良い人材を探すよりも効率的に採用活動を行うことができます。
↓
そう考えていくと次の事が分かります。
ハローワーク
- 無料であるため求人の登録社数は最も多い
- 数の利があるため、家の近くで働きたいという場合には最適
- 無料であるためブラック企業が紛れ込んでいる
転職情報サイト
- 求人の登録者数は多く全国の求人を見ることができる
- 気軽に登録でき、時間の合う時にスマホで最新情報を見ることができる
- ブラック企業も紛れ込んでいるため、自分で精査する必要がある
転職エージェント
- 提携している企業しか紹介できないため持っている件数は少ない
- 登録後に面談を行うため、時間の確保が必要
- 事前にブラック企業を排除しているため、自分に合った企業を探せる
どこが悪いという事ではなく、使い分けていく事でより効率的な転職活動を行うことができます。
第二新卒 転職活動の戦略
では転職活動の戦略を話していきます。
まず、あなたが退職済みで時間があるのか?就業しながらの転職活動なのかで若干変わります。
就業しながらの転職活動の場合
転職エージェントをメインにして休日にエージェントとの面談や書類作成などにしましょう。就業日の通勤時間などで転職サイトを見て新しい求人情報がないかチェックを行いましょう。
退職済みの場合
基本は上記と一緒ですが時間的余裕があると思うので、ハローワークへ行って最新の求人を探しましょう。特に不人気の会社はハローワークは無料なので「ずっと掲載」されています。小まめにみていく事で、誰もが敬遠している不人気な会社が分かるようになっていきます。
●最優先は転職エージェントを活用する
●時間の余裕がある時に転職サイトで情報をチェックする
●さらに時間がある人はハローワークを活用する
転職エージェントを使うと求人情報の紹介だけではなく
●ブラック企業を排除したうえで情報提供
●提出書類の添削
●面接の訓練
などを様々なメリットがあり全て無料でやってもらえます。
転職に不慣れな第二新卒は、エージェントを使ったほうが良いことは間違いありません
転職エージェントとはどんなものか?メリットをみていきましょう。
転職エージェントの仕組み
転職エージェント(人材紹介会社)は、求人募集をしている企業と提携し人材を紹介することで収入を得ています。
職種や提携内容によって変わりますが、年収の20%~30%が相場です。
例えば紹介した人が年収300万で採用されたとすると、60万~90万が人材紹介会社へ入ります。そのため履歴書の添削や面接など様々な支援を無料で受けることができるのです。
しかし紹介する人は誰でも良いというわけではありません。
エージェントが紹介した人が短期間で退職してしまった場合、企業は大金を支払っているので信頼関係が崩れてしまいます。
誰にでも何でも紹介するのではなく面談をしたうえで求職者と企業のニーズがマッチしているかを見極めてくれます。
このことから次の事が分かります。
●紹介した求職者が採用されて初めて収入を得ることができる
採用されない限り収入にならないため、積極的に支援をしてくれます。
例えば「提出資料の添削」「面接の訓練」「精神的なケア」などです
●年収の約20~30%が紹介料
採用された後の話ですが、年収があがれば比例して紹介料もあがっていきます。内定がでた後、年収が希望する額より低かった場合転職エージェントで交渉してもらうことができます。
30代以降のスキルがある人材だと、この交渉だけで年収が数十万増えるケースが多くあります。
●紹介した人が早期退職すると提携解除の可能性あり
内定がでると受諾するようプッシュされます。しかし無理強いをして入社させてもすぐに退職となる方が困ることから強制されるという事はありません。
エージェントによっては事前に「ブラック企業ではないか調査」や「入社後の支援」をしているので安心して仕事を探すことができます。
転職エージェントを使うメリット
上記にも書きましたが転職エージェントを使うメリットをまとめます。
- ブラック企業を事前に調査し排除
- 提出書類の添削
- 面接の訓練(企業にあった質疑応答のアドバイス)
- 待遇面の交渉
- 求職者にマッチした職を紹介
- 全て無料
転職はより良い条件の職をかけた「他の求職者との闘い」でもあります。
転職エージェントで書類作成の支援や面接の訓練を受けた人と、1人で転職活動をしている人。どちらが採用されやすいかは明白です。
どの転職エージェントに登録したらよいのか?
転職エージェントにも得意分野があります。
ビズリーチのようなハイキャリア向けやSE・ITエンジニア向け、飲食向けなど様々な分野がありがありエージェントごとに持っている求人情報が異なります。
この記事を読んでいると思われる
●29代までの人
●第二新卒・既卒
●社会人・フリーター・ニート
にも特化した転職エージェントがあります。
それを考えず名前の知れたエージェントのみを登録すると
と言われてしまうことがありますので注意しましょう
《第二新卒など若い人に強いエージェント》
第二新卒の転職成功の秘密
いろいろなメリットがたくさんの転職エージェントにも弱点があります。
- 1つひとつの転職エージェントが持っている求人情報は多くない
- 支店によって求人情報の質・量が異なる
- 担当者によって当たり外れがある
全国の求人情報が見れるハローワークと異なり転職エージェントで紹介可能なのは、その転職エージェントが契約をしている企業のみです。
上記の弱点を補う方法として、並行して3件ぐらいのエージェントに登録して面談と紹介をされていきましょう。
自分にあった職がない場合や担当者と合わないと感じたら「自分の要望と異なるので、条件にマッチした求職があったらまた教えてくください」と伝えて、会社への書類選考はしないようにすれば大丈夫です。
転職情報サイトも並行利用
転職エージェントへの登録と面談と合わせて「転職情報サイト」への登録を行いましょう。
こちらは「
リクナビNEXTの特徴は
- 転職者の約8割が利用するという人気の転職サイト
- 条件を登録するだけで新着求人メールが届きます
- 気になる企業を一括管理できます
- 企業からのオファーが来ることもあります
- 自己分析や業界動向を知るなど便利ツールが充実
- 定着率や福利厚生など年収や職種以外の条件で求人を検索可能
条件にあった新着メールだけでも頻繁に届きますので、あれもこれもと転職情報サイトを登録してしまうと嫌になってみないという事になりかねません。
まずはリクナビNEXTだけでも十分な量の企業を探せますので、そのうえで時間的な余裕がある場合は他の転職サイトを登録しましょう。
第二新卒の転職が有利になるまとめ
最後に第二新卒の転職が有利になるまとめをしましょう
1 第二新卒に強いエージェントに登録と面談を行う
2 エージェントは3社程度登録を行い並行して探す
3 転職サイトは1社登録して、余裕のある時間に探す
4 ハローワークはさらに時間がある時に行く
当記事おすすめの第二新卒向け転職エージェントは下記のメモを確認してください
《第二新卒など若い人に強いエージェント》
今回は第二新卒の転職がうまくいく活動方法をご紹介しました。皆さん転職活動を頑張っていきましょう!